ソーラーサイクル(再掲:環境アイデア装置)
下欄の左写真が最初に作ったソーラーサイクルです。幼児用の電動バイクの駆動輪を後部のタイヤに押し付ける方式で、速度調整は可変抵抗器です。太陽光のみで歩く速さ程度に走ることができましたが、動力の伝達ロスやペダルが併用できないこと、太陽電池の位置の問題がありました。そこで、日本橋のジャンクショップで減速機付きの適当な中古モーターを探し、太陽電池は屋根としました。旧型は太陽電池を感じながら走れるおもしろさがあったので、前面部には新たな太陽電池を取り付けました。下欄の右は現ソーラー自転車のスタンドを上げ、ラチェットをロックしてペダルでモーターを回して人力発電機仕様にして小型テレビを映している様子です。なお、左写真に写っている長女も今では3児の母親です。
親子ソーラーサイクル
牽引部分は自転車で子どもと出かけるために購入。そのうちに子どもが自分で自転車に乗るようになり、上部に太陽電池を載せるトレーラーとしました。この自転車は牽引などで負荷が大きい割りに太陽電池の搭載が少ないので、太陽光だけの走りはできません。モーターやコントローラーは秋田県大潟村で開催されているソーラー自転車レース用のものを購入て三輪自転車に取り付けました。イベントでは子供たちが安全に試乗できるよう、車体のスイングを固定しています。
お出かけリハビリ三輪自転車
この荷物運搬用の三輪自転車は近くの運送会社が以前配達に使っていたものです。使われなくなっていたのを見かけて販売元を教えてほしいとお願いしたところ、要らないからあげると言って、30年近く前にいただいた物です。錆を落とし、塗装をし直して、色々と活用させていただきました。
家では、脳梗塞の後遺症で片足が上がりにくかった父のためのリハビリ三輪自転車でした。リハビリをしない父もこれならやる気になり、思いのほか力強くペダルをこいでいました。車が少ない道で、後から私が後部の荷台に手添え、指示役となり安全を図っていました。また、子ども達と仮装イベントに出場した時は屋台仕立てにして、屋台のカーテンを取ると、自転車はラーメン鉢や鍋などが音階で並ぶリサイクル楽器屋台に変身、子ども達がガッチヤンバンドとして演奏をするというものでした。また、環境イベントでは下欄右写真のようにソーラー缶プレスサイクルに仕様を変え、活用しました。
ソーラー車いす(再掲:環境アイデア装置)
この車いすは京阪奈学研都市の街びらき記念で開催されたソーラー車いすレースに参加した際にいただいたものです。私は下の写真のような車体で参加をしました。工夫を凝らしているチームが多く、順位は忘れましたが私の成績は良くありませんでした。その後この車体は父用の通常の車いすとして、また、環境イベント時では左写真のようなソーラー充電の電動車いすとして展示用に活用しました。簡単に取り付けや取り外しできる走行ユニットとして、市販の電動スケーターを利用しているため、一般の車いすに後付け可能なことが特長です。ただし、スピードがけっこう出るので実際に公道を走る際は速度が歩行者扱いとなるよう、速度のリミッター等が必要です。
リサイクル電動カー(再掲:環境アイデア装置)
使わなくなった子ども用自転車を2台並べ、廃品の簡易ベッドのフレームや板を横に渡して作った四輪車です。ペダルの代わりに足置き用のフレームを付けています。右後輪を減速機付きモーターでチェーン駆動して走ります。また、ハンドルは中央に配置し、リンク機構で前輪左右の切れ角を転回時のそれぞれの回転半径に合うように調整しています。充電はソーラー充電スタンドで行います。パトライトが回転したり、動物の鳴き声など色んな音を出したりもできます。
リサイクル人力車(再掲:環境アイデア装置)
友人から不要となったぶらさがり健康器具をもらい受けました。横にすると持ち手があって、いかにも人力車になりそうだったのでタイヤを取り付けてみました。タイヤは片持ちハブになるため車いす用を購入。横にすれば人力車、立てて置けばぶら下がり健康器具の一台二役です。なお、このリサイクル人力車、災害時等の担架としても活用の道があると考えています。持ち手のフレームを伸ばして板若しくは布を張って固定すれば、寝たきり状態の人を寝かせることができ、緊急用の一人でも運べる車輪付き担架の完成です。
ソーラー電動カート
ジャンク品の電動カートが安く入手できました。不動状態でしたが、スイッチ類を取り換えるなどして可動状態とし、傷んでいたシートを撤去。座面やハンドルを低くしてスタイリッシュにするとともに、前後に太陽電池を取り付けました。電圧は24Vになるよう太陽電池の電圧をコンバーターで昇圧しています。バッテリーは専用バッテリーではなく自動車用の安価なバッテリーを搭載できるようにしました。放電特性が違うかと思いますが、ここではコストを優先しました。座面を低くしたことでスピード感が出る反面、視認性に劣るので交通量の多い道路の実使用というよりも、イベントなどでの試乗体験を想定しています。
ソーラー電動バイク
東日本大震災後、非常用の備えとしてトランク型のソーラー蓄電池のジャンク品を購入し、バッテリーを交換して過去に環境イベントなどで何回か使用しましたが、長年経過して再度バッテリーが完全劣化。嵩張るため分解して太陽電池などを別利用して廃棄しようと考えていたトランクケースでしたが、ガレージでふと近くにあったミニ電動バイクを見るとちょうど中に納まりそうだったので、組み合わせてみました。トランクケースはシートポストで支えているのでトランクケースに座って運転することができます。側面にはお決まりのごとく、充電用の太陽電池を取り付けました。これは私有地内での遊び用ですが、バッテリーも含めた電動バイクのパーツを軽くして、組み立て式にして強度や保安基準も満たし安全に走行できるようにすれば、おもしろい走るトランクケースが作れると思います。
ハイブリッド電力救援自転車
太陽光発電と人力発電による電力救援自転車です。災害で停電が長引いた時など、スマホなどの充電を必要としている避難所等で使用することを想定。トレーラーには太陽電池、下部のボックス内に電源装置や防災用品を収納。最後尾には可搬型のリチウムイオン蓄電池も搭載。蓄電池の電力がなくなった場合の人力発電は自転車の荷台に取り付けた廃自動車のオルタネーター(ダイナモ+レギュレーター)で行います。走行時はダイナモプーリーとタイヤは接していませんが、人力発電を行う時にはスタンドを立て、荷台のロックレバーを解除してプーリーをタイヤに接するようします。ダイナモの励磁は手回し発電機による電力できっかけを与える方式です。なお、写真にある出力制御盤は別途製作した健康器具による人力発電のものを流用しています。また、サドル下には電動走行用のモーターも備えています。ハンドルのスイッチを入れた時のみローラーがタイヤに接し電動走行できます。(走行用バッテリーは荷台の黒いボックス内。但し、公道では装置類を取り外すことが必要です。)
プッシュチェアサイクル
かなり以前になりますが、父が車椅子や歩行車を使っていた時、出かけ易くやすくするための色々な道具を製作し、私自身も楽しんでおりました。この折り畳み介助車と自転車の合体も当時に試したものです。自転車前輪がたまたま上手く介助車のフレームに固定できたので、歩いて押す代わりに自転車で押せば楽できて楽しそうという発想です。前輪を固定後、自転車のハンドルは抜いて介助車の持ち手をハンドルとします。そのため運転は自転車の感覚と全く異なります。インドには行ったことありませんが、一見インドのリキシャのようです。長距離はドッキングして走り、目的地に着けば離すというコンセプトです。車椅子にはずり落ち防止用のベルトが必要です。実際には運転も難しく走行場所が限られるため、あまり使うことはできませんでした。
電動ミニカーのソーラー発電ルーフ
10年以上前に不動状態で購入したタケオカ自動車工芸の電動ミニカー。バッテリー交換後に環境イベントで少し使ったぐらいであまり公道を走らせることもなかったのですが、久しぶりに乗ろうと中古バッテリーを買い求めて3回目のバッテリー交換を行いました。また、併せて当初から計画していたソーラー発電ルーフを製作し、屋根に搭載しました。電圧は48V仕様なので12Vの太陽電池を直列に4枚繋ぎました。太陽電池は古い物なので劣化はあると思いますが、最大で80W程度かと思われます。ルーフキャリアは穴開きの鉄帯を曲げて窓やドアのふちに掛け、中央部に向けて少し張力をかけながら向かい合う鉄板どうしをビスで留めると、しっかりと固定できました。取り外すことも容易です。太陽電池のサイズからはソーラーカーと言えるような車ではありませんが、お天気のいい日には航続距離の伸びが期待できます。近くへのお出かけ用ですが、難点はバッテリーが高価なこととエアコンがないこと。夏場は扇風機が必需品です。
ちびっこ電動トライクをソーラー駆動
昔にもらった幼児用3輪電動バイクです。電源として18wの太陽電池を直結してみました。晴天時は幼児を乗せて起動できる位のトルクを発生します。四半世紀前にも別の車体で同じような実験をしたことがあります。当時購入したての太陽電池を恐る恐る幼児用3輪電動バイクに直結し、日光に当てるとタイヤが力強く回り出して感動した覚えがあります。これを駆動用ローラーとして大人の3輪自転車のタイヤに押し付ければ純粋にソーラーだけで動くソーラー自転車が簡単に作れそうだと考え、実際作ったのが太陽電池にハマるようになったきっかけです。太陽電池によって、光が目に見える動力を生み出す不思議さ。エンジンと同じでおもしろい。太陽電池は電気を生み出す魔法の板です。
ミニソーラーカー
定年退職後にソーラーカー仕立てにしようと置いていた電動ミニカート。ベース車両はCQ出版のEVミニカート・キットになります。ジャンク品をたまたまネットで見つけて購入したため、欠品が数点ありましたが、補修してまずEVとして可動状態にしました。その後、太陽電池を試行錯誤しながら架装。屋根の黒いフレームは畑のビニールハウスで使っていたプラスチックパイプを利用、コーナー部には中に曲げた鉄棒を入れて接合しました。フレームの剛性については太陽電池を張ることで確保できました。シートは捨てようと思っていた幼児用の椅子を使っています。ベース車両のCQEVミニカート・キットはEVの実践的な教材として優れもので、ガレージ内での走行テストはとても滑らかです。公道では走らせることはできないので、カート用コースなどで思いっきり走らせることができないかと考えています。なお、「CQ EVミニカート・レース」も各地で開催されているようなので、参加してみるのもおもしろそうです。
電動リカンベントトライク
ベースは30年以上前に購入した変わり種自転車です。サドルの代わりに背もたれシートに座るリカンベント式のため脚力が効率よくペダルに伝わります。カーブでは前輪と一体になったシートを傾けることで車体が旋回。重心が低く安定した乗り心地です。車体の横にハンドルのように見えるのは固定されており、上体を支える握りになります。ブレーキはペダルを逆に回すとブレーキがかかるコースターブレーキです。大変おもしろい乗り物ですが、あまり乗る機会がなく埃を被っていました。リサイクルショップに売ろうと整備を始めましたが、部品取りの電動スケーターの駆動部が上手くくっつきそうなので、組み合わせて電動化をすることにしました。電動部分を跳ね上げると人力走行、疲れたら電動走行と切り替えることができます。スロットルグリップやライトのスイッチも手元に移せたので、楽しく走れそうです。しかしこの車両はハンドリングの方式から、今後ミニカーの保安基準を満たす改造を施しても公道を走らせることはできないと考えています。管理された少し広いめの駐車場などを借りて楽しめるいいのですが。
諏訪山発明研究所
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